子連れ旅行記【アメリカ・ミシガン州】① ~成田からダラス、ダラスからデトロイトへ
おかーたんです。夫が出張で滞在しているデトロイトへ息子氏を連れて遊びに来てみました。まだマイルを貯め始めたばかりなので使えるマイルがあまり無く(正確にはビジネスで来る程のマイルがたまっていない)、格安航空券(乗り継ぎあり)ではるばるアメリカまでやってきました。
今回は成田→ダラス→デトロイトの乗り継ぎルートです。本当はスターアライアンスがよかったんですが5万円以上の差があったので、ワンワールド加盟のアメリカン航空になりました。ちなみにデトロイトへの直行便はスカイチームのデルタ航空しかありません・・・また来ることになっても自腹でデルタか、マイル使って乗り継ぎか・・・なんかツイてない感じ!
とはいえ、初めての子連れ旅行。色々と初めての体験がありましたのでご紹介していきます。
■アメリカン航空のAA174便(成田→デトロイト)について
まず成田→ダラスへは12時間、乗り換えで3時間、さらにダラス→デトロイトまで3時間。息子氏、かなり大人しかったと思うのですがそれでも母子二人旅で18時間はキツかったです。笑 それゆえ殆ど写真撮れてません。機内食もワケあって搔き込んで食べるような状況だったので写真など撮る暇も余裕もありませんでした。
唯一撮れたのは搭乗時のこのショットのみ。。。このときはまだ余裕がありましたねぇ。ちなみに子連れは優先搭乗させてくれるらしく、一番乗りできました!自分だけのときは別にいいんですが、子連れだと優先搭乗がこんなにもありがたいとは。子供を座らせて、その間に荷物から必要なものだけ取り出して、逆にしまったりして・・・などなど結構忙しくセカセカするんですね。
▲4ヶ月らしからぬ風貌の息子氏
ちなみに、アメリカン航空のダラス便AA176便の機材はかな~り古いのでwifi使えないし読書灯は壊れていたし唯一の日本語のチャンネルが画像ぶっちぎれまくりでまったく見れないし、私の隣の人なんてエンターテイメントチャンネルは何故か2Chしか見れないし散々な感じでしたけど、たった一つだけ良かったことは座席の幅がちょっぴり広かったこと!!
AA176便はボーイング777というめちゃポピュラーな機材なんですが、席の配列が2-5-2なんですね。これより新しいボーイング777-300Rとかは3-4-3です。1列の席数が9席と10席、1席差があるんです。これねー、ぜんぜん違いましたYO!ちなみにこの3-4-3列シートは世界標準になりつつあり、奴隷舟仕様とも言われているようです。笑
■バシネット席≒プレミアムエコノミーに(無料で)アップグレード
だいたいどこの航空会社もバシネット(赤ちゃん用のベッド)を設置することができます。規定は各航空会社で異なる場合がありますが、概ね10kg以下の赤ちゃんで使えることが多いようです。
▲CAさんがガチャコーンとはめてセットしてくれる
このバシネット、取り付けが壁の前しかできないんです。今は壁前などの足元が広めのシートはプレミアムエコノミーになっていることが多いですね。でもこのバシネット席をリクエストすると自動的にこの壁前の席になり、プレミアムエコノミーにアップグレードされたも同等!なんてオトクな感じなんでしょう。そして、ハンディキャップがある方や赤ちゃん連れの方向けにぎりぎりまで座席指定で他の人に取られないよう確保されています。
ちなみにアメリカン航空は2016年6月現在ではまだプレミアムエコノミーが導入されておらず、この広めの席は「メインキャビンエクストラ」という有料シートになっています。およそ14000円くらい。バシネットリクエストの場合は無料。他の航空会社も同様に無料でリクエストができるはずです。
ただ、エコノミー料金でプレミアムエコノミーと同等のソフトサービスが受けれるかどうかは不明です。アメリカン航空はまだプレエコ自体が無いため、検証できず。純粋なアップグレードになるかどうかはわかりません。(なので『バシネット席≒プレエコに無償アップグレード』)
しかし外資系は軒並みアルコールが有料よね。けちくさいな、と毎回思うのは私だけではないはず。。。(今は授乳中なので飲んでないですが)
■バシネットをゲットするには(アメリカン航空の場合)
アメリカン航空の場合、バシネットは当日チェックインの先着順!早いもの勝ちのシートになっております。しかも用意しているのは1席のみだそう。コールセンターのお姉さんがそういってました。
私が乗ったときも満席だったんですが、チェックインカウンターの方のお話ではAA174便はいつも混んでるとのこと。たまたまこの日は他に赤ちゃん連れがおらずバシネット席取れたけど、空港に2時間半前に着いてもすでにチェックインのための長蛇の列ができており、ぜんぜん一番乗りじゃななかったです。確実に取りたいなら3時間半くらい前に行ったほうがよさそう。
ところで私が乗ったAA174便、バシネットがつけられるのは見る限り4箇所あったけど1席しか用意してくれないのね・・・
■日本人に見えないらしいおかーたん ※超余談
バシネットは搭乗後にすぐにつけてくれるわけではなく、機内で改めてリクエストする必要がありました。まず機内食がすぐにサーブされます。お決まりの「Pork or Fish?」とアジア人CAさんより声がかかりますが、おかーたんは息子氏をだっこしていてトレーが出せなかったため機内食が置けず。英語で何とか「あとででいいから、バシネットつけてください。そのあと食べます」と伝えました。CAさん、了解してくれたものの「ベルト着用サインが消えないと赤ちゃんをバシネットに寝かせられないことになっているから、サインが消えたらバシネットと食事持ってくるから。」とのこと。(もちろん英語)
そして次の瞬間・・・。
隣の日本人のおじさんに「ポークとフィッシュ、どちらになさいますか?」(めっちゃ日本語)
えっ?日本語?
CAさん、あなた、日本人???
ネームプレートを見ると「IKUKO」と書いてあります。日本人です。なぜに私には英語だったんでしょうか。思い返せば2年前の仕事でアメリカ出張したときもそういえば同じことがありました。そのときも外資系航空会社だったんですが、日本人CAさんが英語で話しかけてくるのです。他の席の日本人とは日本語で話してるんですけど・・・
どっかのアジアの国の方に見えるんですかねぇ。
次のタイミングでもやっぱり英語で話しかけてきたので「日本語でいいっすかね?」って聞いたら「えっ あ、 日本語・・・はい」って気まずそうにしてました。笑
■周囲への配慮をお忘れなく!!
先制攻撃、というわけではないですが、小さいお子さんがいる場合は離陸前に周囲の席の方にご挨拶をしておくことをオススメします。特に長距離路線!
バシネット席を確保したからといって、赤ちゃんを好きに泣かせて言い訳ではありません。(普通の親なら泣かせっぱなしなんてことはないと思うけど)でも赤ちゃんは泣きます。仕方ないです。仕方ないけど、周りの人からすれば「そんなこと知ったこっちゃねぇ」です。「小さい子供だもん、しょうがないよね」と思っていいのは周りの人であって、親ではありません。
でも、親が一生懸命あやして泣き止ませようとさせていればだいたいは「しょうがないよね」って思ってくれます。事前にご挨拶しておけばなおさら。
「子供が泣いてご迷惑おかけするかと思います。申し訳ありません。なるべく、ご迷惑おかけしないようにいたしますので」と一言いっておくだけで周囲も少しはイライラが減るかもしれません。イライラするのは「小さい子供だもん、しょうがないよね。ってこの親、思ってない?」と思ったときだと思うんです。
免罪符を獲得する、という意味ではなく、事前に一言言っておくだけで周りの人のストレスもちょっとは軽減できるかもしれません。そのほうがみんなにとっていいですよね?
今回、ありがたいことに周囲の方がとても気にかけてくださいました。「お母さん、ご飯食べないの?」って心配してくれて「抱っこしててあげるから食べちゃいな!」って言ってくれる方がいたり。乗り継ぎ便は窓側のはずだったけど通路側と席交換してくれたり、息子氏がぐずりだしたら後ろの席の隙間からあやしてくれるおじいちゃんがいたり。
人に助けられっぱなしの旅でした。もちろん人の親切をアテにしたり、甘えることを前提にしてはいないですが、世の中優しい人多い!
旅行だけに限った話ではないですけれども、小さな子供を免罪符にして大きい顔をしたりするようなことはしたくないですね。小さな子供を持つ世界中の親が白い目で見られないために、そしてそのフライトに同乗するほかのお客さんのためにも、配慮は絶対に忘れてはならない、と強く思いました。
②へつづく。
ポチっとしてもらえると小躍りして悦びます。ありがとうございますありがとうございます。